事業譲渡により独立開業を予定されている介護事業者様の企業損害保険をプランニングさせていただきました。
企業損害保険における火災保険は、建物の補償と設備什器の補償に分けて考えなければなりません。
今回のクラアント様はテナントにご入居されていますので、設備什器の補償とさせていただきました。
事業譲渡ですので、ご導入された設備什器は中古品です。
この場合の火災保険はいくら掛けるのが適切なのでしょうか?
1,000万円の設備を500万円で購入した場合、私たちは1,000万円の保険金を掛けることを提案しています。
火災保険は基本的に再調達価額で保険金を設定することになっています。
再調達しようとした場合、同じ中古品が500万円で購入できるとは限りませんし、そもそも内装を再調達する場合には中古価格では無理ですよね。
今でも会計上の資産価値で保険金を設定しようとされる方はいらっしゃいますが、保険金の設定を誤ると、”一部保険”という危険な状態に陥りますので十分ご注意ください。